「ホモ・ファーベル―西欧文明における労働観の歴史」
- 作者: アドリアーノティルゲル,Adriano Tilgher,小原耕一,村上桂子
- 出版社/メーカー: 社会評論社
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 単行本
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8月24日読了。夏休み12冊目。今週は6冊目とハイペース。
流して読んだので3時間程度で読み終えることができた。また文章が比較的平易に書かれていて読み進めやすい。且つ分かりやすい。しかし2700円なので購入は薦めない。
労働思想についてのレポートの参考文献として使うので詳細は書けないが、とても分かりやすい本だった。中世まではキリスト教的な労働観が支配的で、科学の発展で労働の地位は上昇し、やがて自己拡張的な労働と資本主義が浸透して今に至る、という歴史観。新しいことを述べてるわけではないが、持っている知識を補完・明確化することはできる。
本棚に置いてある「カーニヴァル化する社会」で現代日本の心性をざっと調べてCiNiiで関連する論文を斜め読みして、それを元にして私見を述べれば恐らく「70良」は来るだろう。