「20世紀少年」
20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: コミック
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なんとなく暇つぶしに手にとったが、一旦読み始めると止まらず1日に14時間程度かけて一気に読み終えた。久しぶりに作中に入り込める漫画を読んだ。
巷では某宗教団体Sがモデルにされているとされているが、テロ的な側面は某宗教団体O(英語表記A)に、舞台や雰囲気は「オトナ帝国」に似ているように僕は思えた。詳しいことは分からないので僕の想像だが、“ともだち”という語が某Sの“F票”(フレンド票:組織票)を、“民友党”が“K党”を連想させるので、モデルが某Sであるとされているのかもしれない。
「オトナ帝国」に似ているように思えた点はやはりどちらの作品の中でも「万博」が重要な舞台になっているからだ。またどちらも少年時代(オトナ帝国では昭和時代)が懐古の的になっている。
※以下はネタバレが含む。
20世紀少年22巻を読み終えたところで、第2の“ともだち”は消去法からカツマタ君であると大方予想できる。ともだち有力説としてサダキヨも挙げられているが、若干根拠が薄いように思える。キリコがミジンコについての本を読んでいる時に、彼女はお面を被ったサダキヨと絡むが、その少し前に山根・服部・お面を被った謎の人物が彼女の前を通り過ぎる。恐らくこの謎の人物がカツマタであり、またこの場面でカツマタに迷宮性を与えることで、サダキヨが第2のともだちではないことを示唆しているのではないかと推測している。あと小泉かわいい。
ケンヂの「ボブ・レノン」を映画版で聞いてみたが、予想とは違って穏やかな歌だった。想像だともう少し激しかったのだが。2分に出る小泉響子役の木南晴夏、かわいすぎるがな…